中学・高校の理科部の皆さんがキャンパスツアーに来てくれました

2026年3月4日(水)、相洋中学校の理科部の中学生と高校2年生の有志のみなさんが、東京電機大学 北千住キャンパスに来てくれました。学年末テスト明けの忙しいタイミングにもかかわらず、「理系って実際どうなんだろう」「大学のキャンパスを見てみたい」という生徒さんが集まり、半日のキャンパスツアーを行いました。

相洋中学校の公式サイトにも、当日の様子が丁寧にまとめられていますので、ぜひあわせてご覧ください。
https://sjh.soyo.ac.jp/news/20260305.html

学食ランチと「ドラマのロケ地」なキャンパス

小田原から電車で約2時間。北千住駅から学園通り商店街を抜けると、ガラス張りの高層キャンパスが目の前に現れます。現在放送中のドラマのロケ地にもなっていることもあり、「大学ってもっと地味な建物だと思っていた」という声もちらほら。キャンパスの雰囲気だけでも、進学のモチベーションに何かしら影響しそうです。

まずは学食でランチ。大学生には当たり前の風景も、中高生にとっては「ちょっとだけ未来を先取りした」感覚だったはずです。

ウルトラタイマー制作と理系トーク

昼食後は、簡単なイントロ講義のあと、電子工作キットを使った「ウルトラタイマー」制作に挑戦してもらいました。電気回路やプログラミングに興味のある生徒さんが多く、説明書と本学学生のサポートを頼りに、どのグループも時間内にしっかり完成。LEDが点滅し始めた瞬間の表情は、教員側から見てもなかなかのものです。

制作後は、学生が作った別の作品や研究で使っている装置もいくつか見てもらいました。自然と「この先どういうことができるのか」という話になり、いくつかの小グループに分かれて、理系トークが盛り上がっていました。

研究室見学と「選び方」の話

後半は、実験室や研究室を回りながら、大学での学び方や研究の進め方についても紹介しました。座学だけでなく、設備・実験・学生の雰囲気まで含めて見てもらうと、「理系=問題集と格闘するだけ」というイメージから、少し視野が広がるようです。

相洋の先生の記事にもありますが、文理選択や進路選択のタイミングで、理系が「なんとなく避けられがち」なのはどこの学校でも変わりません。とはいえ、AIだDXだと言われる今の時代、数式や回路図とそこそこ仲良くしておくと、将来の選択肢はだいぶ広くなるのも事実です。ここをどう捉えるかで、10年後の景色が変わってきます。

ライオンズクラブでの活動とのつながり

今回のキャンパスツアーの参加者の中には、以前ライオンズクラブ主催のプレゼン企画で活動した生徒さんもいました。ライオンズクラブの場では、「自分の考えをまとめて伝える」というアウトプット中心の経験が多かったのですが、今回はそこに「理工系の現場を見て触る」要素が加わった形になります。

ライオンズクラブでの活動については、こちらにも少しまとめています:
https://sjh.soyo.ac.jp/news/20251214.html

プレゼンの力(英語含めて)と、理系の専門性は、本来かなり相性が良い組み合わせです。どちらか一方だけではなく、「中高時代に両方を少しずつかじっておく」と、大学以降の伸び方がだいぶ変わります。

すぐに“理系に来てください”とは言わないけれど

今回のツアーで、いきなり全員が「理系に進みます!」となるとは思っていません。ただ、大学の空気を吸ってみること、実際に手を動かしてみること、研究室という場所を覗いてみることは、「将来どうするか」を考えるうえでかなり大きなヒントになります。

世の中全体の流れとしては、
「なんとなく文系」→「なんとなくホワイトカラー」→「なんとなくAIに仕事を溶かされる」
というルートも、それなりの確率で存在します。

一方で、今回のような経験をきっかけに、

  • 「電気や情報はそこまで嫌いじゃない」

  • 「英語は得意じゃないけど、海外にも少し興味がある」

  • 「大学の研究室って意外と面白そうだった」

と感じてくれた生徒が、数年後に「理工系+英語」側に足を置いている可能性も十分あります。その差は、意外とこういう「一日」の積み重ねで決まっていきます。

おわりに

遠方から足を運んでくれた相洋中学・高校一貫コースのみなさん、引率してくださった先生方、本当にありがとうございました。今回のキャンパスツアーが、大学という将来の解像度をあげ、それぞれの進路を考えるうえでの「小さな材料」の一つになっていれば、教員としては十分すぎる成果です。

今後も、出張講義やキャンパスツアー、そして海外のスタディツアーの構想などを通じて、「理系の世界」をもう少しだけ身近に感じてもらえる機会をつくっていければと思います。

 

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