メルボルン留学記:学生生活と街の魅力

はじめに

日本からはるか遠く、南半球のオーストラリア・メルボルンでの留学生活。日本、マレーシアからの長い旅を経て到着したこの街での日々は、きっと皆さんにかけがえのない経験となるでしょう。これから高校生や大学生の皆さんに向けて、メルボルン大学での生活を写真とともに振り返ります。

旅の始まり:メルボルンへの道のり

日本からは約10時間、マレーシアからは約8時間の長いフライトを終え、メルボルン(タラマリン)空港に向かいます。

 オーストラリアについては短期滞在の観光でもビザは必須です。事前に手続きを進めましょう。オーストラリアETAアプリから申請しますので、デジタル化が進んでいるのがわかります。

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オーストラリアのビザ情報について
https://www.ana.co.jp/ja/jp/guide/prepare/information/au-visa/
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最初に目にするのはメルボルン空港の掲示板。異国の地に降り立った瞬間、期待と不安が入り混じる感覚はきっと皆さんの脳裏に鮮明に残ると思います。

空港到着後はメルボルン中心地を目指していきます。

空港からメルボルン市内へは、観光客や留学生の定番となっている「スカイバス」を利用するのが一般的だと思います。

もちろん、東南アジアのGrabに相当するUberがありますが、割高です。そもそも交通網がしっかりしているので、リーズナブルな交通手段を使うことをおすすめします。

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メルボルン空港ガイド スカイバス編
https://www.gogomelbourne.com.au/entertain/melfun/2064.html
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空港内にあるチケット購入機で切符を買い、明るい赤色が目印のスカイバスに乗り込みます。ここはだいたいカード払いです。キャッシュレスが進んでいます。高速道路もいつの間にか料金を払うシステムなので、こっちの出口は使えるけど、、、みたいなことはありません。

バスの中からは、少しずつ近づいていくメルボルンの街並みが見え、これから始まる留学生活への期待が高まるでしょう。

スカイバスの終点は「サザンクロス駅」。ここからメルボルンの公共交通機関を使って、各自の目的地へと向かいます。北斗の拳や、ガンダムででてくるサザンクロスとは異なりますので注意が必要です!

有名なのは路面電車のトラムですかね??中心部のフリーゾーンは料金なしで乗れますから安心です。このエリアから出る際には料金が発生しますので、マイキーカード(スイカみたいなもの)を購入して乗車時にタッチしましょう。たまにランダムでチェックされるので気をつけて!

 

駅を出ると、近代的な高層ビルと歴史的な建造物が調和したメルボルンの街並みが広がっていました。

 メルボルンでの生活

 通貨と暮らし

オーストラリアでの生活で最初に直面するのが通貨の違い。日本円とオーストラリアドルの為替レートを常にチェックしながらの生活は、留学ならではの経験です。物価は日本より高めです。私が以前行った際には60円だったのが、今じゃ100円ですか、、、月日が経つのは早いですね。

街の魅力

メルボルンは「世界で最も住みやすい都市」にも選ばれる街。その魅力の一つが美しい図書館です。

 

州立図書館は勉強スポットとしても人気で、ドーム型の閲覧室は一見の価値があります。

カフェ文化も盛んで、「フェデラルカフェ」のようなおしゃれな店が街中に点在しています。すべてがオシャンティーです。

チーズクロワッサンなどの朝食メニューは絶品で、朝にたまに立ち寄るといいと思います。マレーシア同様、そこら中で皆楽しそうに話してます。

市内にはカジノもあり、観光スポットとしても有名。こちらの現地教員に聞きましたが、こんなの日本のパチンコみたいなものよ!だそうです。。。

マーケットも見どころの一つ。営業時間が変則的なのでご注意を!

様々な国の文化が混ざり合うメルボルンならではの多様性を感じられる場所で、宝石類や工芸品など様々な商品を見ることができました。パン、肉、チーズ、野菜類なども充実しております。

 メルボルン大学での学び

キャンパスライフ

メルボルン大学のキャンパスは広大で、最初は大学のマップを片手に教室を探し回りました。メルボルン大学は、オーストラリア連邦ビクトリア州メルボルンに所在する州立総合大学で、1853年に設立された大学です。その独特のカリキュラムは「メルボルンモデル」として有名です。ここでは、学部レベルでは3年でメジャーを学び、他分野についても学べる(breadthと呼ばれる)というカリキュラムを通じて、各界で通じる力を学生に取得させることを目指しています。

キャンパス内には「Welcom Wominjeka」と書かれたプレートが設置されています。これはオーストラリアの先住民族による歓迎の言葉で、多文化共生を大切にする大学の理念を象徴しています。

研究活動と設備

大学内の作業場や研究室では、LabJackなどで制御している実験装置もあります。日本では触れる機会のない機器を使った研究活動は、非常に刺激的です。

学生生活

キャンパス内のレストランやカフェは学生の憩いの場。

サンドイッチなどの軽食を買い、友人たちと談笑しながら食べるランチタイムは楽しい思い出です。ただしサンドイッチは8ドルはします。日本のような感覚では購入できませんのでご注意ください!

キャンパス内には歴史あるレストランもあります。レストラン内には古いキャンパスマップが飾られており、大学の歴史を感じることができます。

学生の勉強・会話スペースも充実しており、グループワークや自習に活用できる場所が多くあります。多国籍の学生たちとの交流は、語学力向上だけでなく、異文化理解にも大いに役立つと思います。

最新テクノロジーの活用

メルボルン大学では最新のテクノロジーも積極的に導入されています。例えば、Spark AIというメルボルン大学の生成AIプラットフォームを活用した学習支援システムもその一つ。レポート作成や研究のサポートツールとして利用でき、効率的な学びをサポートしてくれます。

各種ガイドラインもしっかりしており、使える所は有効に使いましょうというスタンスで素晴らしいです。浮いた時間を実験に使ったり、文献調査の拡充、他分野の学習に使う方が効率的ですね。

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メルボルン大学 生成AIガイド
https://le.unimelb.edu.au/teaching-learning-assessment/preparing-for-teaching/navigating-genai
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留学を考える皆さんへ

メルボルン大学での留学生活は、学問だけでなく、異文化体験や人間関係の構築など、多くの面で成長させてくれると思います。特に印象的だったのは、環境への配慮。キャンパス内のリサイクルボックスの充実ぶりは日本の大学よりも進んでいると感じました。

高校生や大学生の皆さん、海外留学は確かに勇気のいる選択かもしれません。しかし、その一歩を踏み出すことで得られるものは計り知れません。言葉の壁、文化の違い、一人暮らしの不安など、様々な困難はありますが、それらを乗り越えた先にある達成感と成長は、必ずあなたの人生の糧となるでしょう。メルボルンという都市と大学の素晴らしさが、少しでも伝わっていれば嬉しいです。皆さんの未来の留学生活が実り多きものになることを願っています。次回の解説では東京電機大学電子システム工学科の学生向けに、メルボルンの秋葉原のパーツ屋を紹介します。

おわりに

留学生活は、日々が発見と学びの連続です。この経験を通して得た知識や友情、そして異文化への理解は、帰国後の人生観にも大きな影響を与えます。「百聞は一見に如かず」という言葉通り、実際に現地に行き、見て、感じることの大切さを実感しました。事前にHPで調べても、一度の経験はそれを超えるものがあります。余裕がうまれるからです。

これから留学を考えている方々の参考になれば幸いです。メルボルンでの日々を振り返ると、挑戦することの素晴らしさを改めて感じます。皆さんも、ぜひ自分の可能性を広げる一歩を踏み出してみてください。

 

 

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