活動内容の概要
当研究室では、最先端の光学デバイス(例:液晶ディスプレイ)、プラズマ技術、そして地理空間データ解析を行うコンピュータシステムについて研究しています。また、小学生向けの楽しいものづくり体験教室も開催しています。
研究室の概要
近年、テレビやスマートフォンのような光学デバイスが私たちの生活に大きな影響を与えています。液晶、プラズマ、EL(エレクトロルミネッセンス)、EC(エレクトロクロミック)などの技術が開発されていますが、それらの光機能材料の働きが完全には理解されていません。
当研究室では、光学デバイス(液晶、EL、EC、太陽電池など)を作成し、それらの材料の働きを調べるための電子回路設計やデバイスの駆動回路設計も行っています。これにより、次世代のデバイス開発に貢献できるかもしれません!
さらに、デバイスの性能を向上させるために、プラズマ技術にも注目しています。プラズマは集積回路の微細加工や材料の表面処理など、さまざまな用途で利用されています。プラズマ技術を用いた高性能デバイスを開発するには、プラズマの性質を理解し、応用できることが重要です。新しいプラズマ生成装置を開発し、デバイスの性能向上や水処理分野、保存技術分野に応用する研究を行っています。電磁界解析にはJMAGやCAD(SOLIDWORKS)を利用しています。
また、複雑な現象を解析するコンピュータシステムは、ビジネスデータ解析にも有効です。当研究室では、Excel、Python、JMP、GISなどのツールを使った統計学や機械学習(AI)ツールを活用してデータ解析に関する研究を行っています。これにより、あなたのスキルも社会で大いに活用できるでしょう。
以上、当研究室の研究テーマをまとめると以下の通りです。
- 光学デバイスに関する研究(液晶、EL、EC、空中結像デバイスなど)
- プラズマエレクトロニクスに関する研究(プラズマ装置の開発、プラズマの応用研究など)
- コンピュータシステムに関する研究(地理情報システム、電磁界シミュレータ、空中結像デバイス用アプリなど)
各テーマを個人で行いますが、デバイスをプラズマで高機能化させ、コンピュータで解析するといった広範囲の研究もあります。
このように電子システム工学科として、物質の電子状態をコントロールするために、電子工学(回路、プログラム、ワークショップ、シミュレータ)、物理学(プラズマ工学、電磁気学、量子物理学、光学)、化学(電子・光材料)を結びつけながら研究を行っております。
電子工学は、これからの時代に向けて大きな可能性を秘めています。基礎知識をしっかりと身につけ、新しい技術への好奇心を持ち、応用力と問題解決能力を磨くことが重要です。この分野は単なる「モノづくり」の学問ではなく、私たちの生活に必要な様々な技術の基礎となっており、環境技術の発展、デジタル化の加速、新しい技術革新、社会インフラの進化など、今後のデジタル社会でますます重要性が増していきます。確かに従来型の製造業には厳しい変化が起きていますが、電子工学の知識を活かせる新しい分野は次々と生まれており、「なくなる」のではなく「変化・発展」していくと是非考えてください。基礎をしっかり学び、新しい技術にも興味を持ち続ければ、必ず活躍できる場所が見つかるはずです。
詳細は以下の”研究テーマ”のページも御覧ください。
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