電子システム工学科志望の高校生も注目している今後のIoT(スマート)家電と、それに伴うブロックチェーンという考え方

指定校推薦含め電子システム工学科を受験される学生さんの話を聞いていると世界のトレンドを意識していると面接をしながら気づきます。”デジタル化”です。これには、情報の管理システムも含みます。

そういった情報システムが関係してくる分野として、AI、IoT、5G、ビッグデータ、ロボット、ドローン、高精細ディスプレイなどに使用されている各デバイスです。脱炭素化を目指す世界中の企業がこれらの技術に注目しております。投資家、金融機関も今後の”デジタル化”社会に注目しているからです。

このデジタル化に伴い、現在、一つのシステムが注目されております。”ブロックチェーン(分散台帳技術)”です。ビットコイン(仮想通貨)で有名になった技術です。これは、図に示すようにこれまで一つの所で集中的に管理してやり取りしていたものを、そのシステムに参加している全員で分散させて管理していくシステムです。まさか、旭祭で高校生に説明するとは思っていなかったです。

ビットコインの際には、国の代わりにこの管理・信用システムがお金を管理してくれております。誰かがズルをしても、他の所でバレてしまうので、取引情報の改ざんもできなくなりますので信用が担保されております。

加えて、取引も個人間で活発になると言われております。こうなると仲介者へ支払うマージンでしたり、お役所的なことが疑問視されてくるようになります。スマートコントラスト(業務の自動化、効率化)にも結びつきますので、最近になって銀行での様々なニュースに結びついていると考えられます。

しかしながら、大人数参加に伴うルールの設定、その際のマイニング(取引の承認・確認作業)に伴う莫大な電力消費も問題であるため、今後改善が求められている技術でもあります。すべてが素晴らしいシステムというわけではないので注意してください。だからこそ、高速通信(5G)や、省エネのデバイスが今後必要になってくるのは間違いありません。もちろん、そのための低価格で作製可能な機能性材料も必要不可欠です。

そんなブロックチェーンですが、金融以外でもエネルギービジネスにおいても注目されております。太陽光発電を使った環境発電技術と、それに付属する蓄電池、電気自動車、電気の使用量を細かく管理するスマートメーターなどの技術です。

初期投資が火力発電などと比較して安価な太陽電池などの発電技術では、立場、分野の異なる多くの人が参加することが可能になると考えられます。そして、これは再生可能エネルギーです。その際の電気のやり取りを個人間で”最適に”行う際には、この技術が必要になります。現にソフトバンクも、、、

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SBエナジー
https://www.sbenergy.co.jp/

図解でみるエネルギーのしくみ
https://www.sbenergy.jp/study/illust/

自然エネルギー通信
https://www.sbenergy.jp/report/energy/

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最近、ソフトバンクは上場したり本当に精力的です。。。日産の株だったり、経済ニュースも最近はアツイですね!!

https://ipoget.com/iposinkijyoujyousyounin/%E3%82%BD%E3%83%95%E3%83%88%E3%83%90%E3%83%B3%E3%82%AF%EF%BC%889434%EF%BC%89ipo%E3%80%90%E6%96%B0%E8%A6%8F%E4%B8%8A%E5%A0%B4%E6%89%BF%E8%AA%8D%E3%80%91%E9%81%8E%E5%8E%BB%E6%9C%80%E5%A4%A7%E3%81%AEipo/

しかしながら自動化、効率化が進みすぎても問題です。一見無駄なように感じる出張時の余暇の楽しみも時には大きなモチベーションになります。いい塩梅で止まってくれることを期待しております。

大学でも、きっと様々な組織や海外、国立、私立など含め他大学と結びつけばつくほど、このシステムが導入され、教員の役割も変わってくるんだろうなと思います。現在もそうですが、どんな業界と深く、広く結びついているかも重要になってくるのかもしれません。

 

電子システム工学科志望の高校生も注目している今後のIoT(スマート)家電と、それに伴うブロックチェーンという考え方” に対して1件のコメントがあります。

  1. クレイジーダイヤモンドOB より:

    国がマイナンバーを管理するのに数億の予算がかかるのに対してブロックチェーンで管理すれば1千万規模でかつ安全に管理できると言う話題をお上達が全スルーしたのは面白い話でした。

    ボランティアで勉強を教えている学生にブロックチェーンを話すとき私は居酒屋の帳簿に例えて話しています。誰かが自分の食べた肉じゃがを他の人が食べたことにしたり書き換えたりすると多数決で否決されると言う利点があるけど、お客さん全員が代金0円の虚偽申請をした場合多数決で可決される欠点があると説明すると分かってくれます。

    そのブロックチェーンに関して質問があります。
    ビットコインにおけるマイニングは承認の過程でアドレスからアドレスへ移動する数値を行き先から逆演算かけて最初にその計算方法を導き出したマイナーに報酬としてビットコインが渡されますが、そのブロックチェーンを他の情報管理に使用した場合の質問です。

    例えば大学の研究機関と企業を繋ぐサーバーで使用していた場合承認処理が追い付かなくなる環境になるにはどのくらいの負荷がかかると承認時間に影響が出ますか?
    その回避策として主軸のブロックチェーンに情報を入れる前にそれぞれの場所でスモールブロックチェーンを作り一定の時間、あるいはある程度の大きさになってから主軸のブロックチェーンに納め承認時間を早めることは技術的に可能ですか?例えるなら銀行同士が送金処理として互いの総金額の差額だけを移動し合う掻き消しのような処理をブロックチェーン上ではできますかと言う質問です。

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