光学デバイス・材料特論で行った特別講師の授業
先日、大学院の光学デバイス・材料特論で特別講師の講演を行いました。
特別講師と聞くと、桜木先生のドヤ顔解説が入ることで有名な”ドラゴン桜”っぽい感じで大変かっこいいですよね!やはり時代が特別講師を要求しているような気がしますので、大学院の授業で導入しました。要は、流行り物に流されてみました。
よく思いますが、このようなシステムをやってみる時点で、ドラマの学校はそもそも機能している教育機関であり、通常ですとだいたいスタートラインにも立てないことが多いです。東大専科がスタートした時点で最終回も決まっていたような気もします。
さて、こちらの方の特別講師は”佐藤明日香”先生です。アカウンティングの専門家として、ブルームバーグから、製造業から不動産業まで様々な外資系企業の転職活動をした実績もあり、米国公認会計士です。他にも色々あったんですが覚えきれませんでした。そんな会計士からみた電化製品関連の企業分析・解説をしてもらいました。
ちなみにブルームバーグですが、Twitterなどでニュースの一覧で読むこともできますので、電子システム工学科のメンバーも確認することをオススメします。
テスラ vs. フォルクスワーゲンー EVモデルが世界で急速に展開され、消費者にとって魅力に満ちた競争になりそうだ。 pic.twitter.com/jLKFKQNdV5
— ブルームバーグニュース (@BloombergJapan) July 2, 2021
当研究室もフォローしてます。特に講義で扱うディスプレイは、グローバル競争にさらされますので、これらを考慮して電化製品とグローバリゼーションをからめて解説してもらいました。グローバルの本質は世界標準です。だからこそ海外の情報も知っておく必要があります。LGの例をとってディスプレイメーカーが現在どこにシフトしているのかがわかってきたと思います。
さらに、技術者として生き抜く際には、自分のSkillの向上でなんとかなるような場合と、会社・業界全体の動きといった自分でコントロールできない環境もあり、これらを一つで考えないSWOT(スウォット)分析について紹介してもらいました。常に真っ向から立ち向かうだけではなく、待つことや逃げることも重要だと学べる技術になります。
もちろん、外資系企業がすべていいというわけではありませんが、全体として業績を(外部の人でもわかるように)冷静に客観的に考える所は優れており、いい技術は取り入れることも大切だと思います。
大学の国際化についても、一つの方法論を教えていただき大変参考になりました。
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国際競争力向上への取組み
https://www.dendai.ac.jp/about/tdu/activities/international.html
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このように外部講師を導入すると、いい刺激になるため今後も導入していきたいと思います。大学院でしたら14回の1回くらいなら行うと効果的だと思いました。