2025年、新年のご挨拶〜マレーシアの日本アニメ事情〜
あけましておめでとうございます!2025年の新年を迎え、みなさんいかがお過ごしでしょうか。マレーシアでは1/1付近の一斉休暇もないので違和感を覚えると思います。
ところで、みなさんマレーシアの友達と、どんな話題で盛り上がればいいのか戸惑っていないでしょうか?実は先日、マレーシアで人気の日本アニメについて、現地の学生を対象にアンケートが行われました。アンケートでは、以下の30作品(単純なアニメでないものもありますが、、)から、好きな作品を選んでもらいました。残念ながら、私はこれらの作品についていけてません。。
- にじさんじ
- 東京リベンジャーズ
- ホロライブ
- ハイキュー!!
- プロジェクトセカイ
- スパイファミリー
- 呪術廻戦
- 勝利の女神:NIKKE
- 僕のヒーローアカデミア
- 鬼滅の刃
- ナルト
- 推しの子
- NU:カーニバル
- 86―エイティシックス―
- アイドリッシュセブン
- 進撃の巨人
- ラブライブ!
- 文豪ストレイドッグス
- チェンソーマン
- 葬送のフリーレン
- ポーカロイド
- ブルーロック
- 転生したらスライムだった件
- ぼっち・ざ・ろっく!
- 天官賜福
- HUNTER×HUNTER
- BLEACH
- ソードアート・オンライン
- ホロスターズ
- 家庭教師ヒットマンREBORN!
では少し考えてみてください。この中で人気のある作品はどれなんでしょうか??
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解答数が多かった作品は、以下の通りでした。
正直見えにくいですよね?それでは少し拡大していきましょう。
「にじさんじ」、「ホロライブ」、「ハイキュー!!」、「呪術廻戦」、「鬼滅の刃」が多いのがわかると思います。
加えて、それ以外にも
「進撃の巨人」、「HUNTER×HUNTER」も多いのが明らかだと思います。
これを見て、みなさん驚いたのではないでしょうか。日本でも大人気の作品が並んでいますよね。でも、よくマレーシアの文化も踏まえて考えてみると、納得できる結果かもしれません。
まず、「にじさんじ」と「ホロライブ」。どちらもVTuberグループですね。マレーシアはインターネット大国で、SNSの利用率がとても高いんです。若者を中心に、VTuberが大人気。にじさんじやホロライブのライブ配信が、娯楽の中心になっているんですよ。言葉の壁を越えて、キャラクターたちの個性や交流を楽しめるのが魅力なのかもしれません。
次に「ハイキュー!!」。スポーツアニメが上位なのは、ちょっと意外かもしれません。でもマレーシアでは、バドミントンやサッカーが盛んなんです。部活動に打ち込む主人公たちの姿に、共感を覚える学生も多いはず。チームワークの大切さや、努力して強くなる姿に感動するんでしょうね。なぜスラムダンクがないのか??世代ですね~~。
また「呪術廻戦」は、ダークファンタジーバトル。日本の呪術や妖怪文化に興味を持つマレーシアの学生たちを、魅了しているんでしょう。独特の世界観と、キャラクターたちの強い絆が、心に響くのかもしれません。
そして「鬼滅の刃」と「進撃の巨人」。家族愛や仲間との絆、強い信念を持って困難に立ち向かう姿が、マレーシアの学生たちの心に刺さったのでしょう。多民族国家で、コミュニティの結束が強いマレーシアならではの感性と言えるかもしれません。
最後に「HUNTER×HUNTER」。冒険とバトルに加え、登場人物たちの生き方や信念の強さが魅力の作品です。多様な文化が共存するマレーシアの学生たちに、通じるものがあったのかもしれません。
さて、アンケート結果を見て、どう思いましたか?好きな作品がランクインしていて嬉しい人も、意外な結果に驚いた人もいるでしょう。中には「アニメの話なんて、どうでもいい」と思う人もいるかもしれません。でも、ここで一つアドバイス。アニメの話題は、マレーシアの学生とコミュニケーションを取る上で、とても有効なんです。言葉や文化の壁を越えて、共通の話題で盛り上がれる。友情を深めるチャンスですよ。
こういう有意義なコンテンツなのだからこそアニメだからと言って、馬鹿にするような態度は厳禁です。作品に込められたメッセージやクオリティを理解しないで「子供っぽい」などと言うと良い関係性は気付けません。相手の好きなものを尊重する姿勢が何より大切。共感し合える部分を探すことが、友情への第一歩なんです。
2025年も、みなさんにとって実り多き一年になりますように。現地の学生たちとの交流を通じて、視野を広げ、多様性を受け入れる心を育んでください。思いやりと尊重の心を忘れずに、是非マレーシアで素敵な留学生活にも挑戦してみてください。