半導体の世界的不足

2020年度からはじまった研究室内でのリモート作業の推進により、研究に慣れてきたら計算(シミュレーション)はリモートで自宅から走らせるなんて日々が当研究室でも日常的になりました時間のかかる計算は週末に動かし、あとはコンピュータにお、ま、か、せ、なんていう日々です。

もうそういう世の中になるのは明らかになったので、昨年度から色々と取り組めるように準備し、当研究室でもArcGIS、電磁界シミュレーター、画像解析などのコンピューターシミュレーションを使った研究も行っております。

研究テーマ

そういったリモートワークには必須な電子システム工学科のメンバーの愛用ツールの一つであるRaspberry Pi(ラズパイ)にも使われるSDカード32GBが世界的な半導体不足により、メーカーから入手が出来ないという状況になっております。多くの組織で同じようなことが考えられているのでしょうか?泣く泣く64GBを買うことに、、、

半導体を使用する製品も増え、一つの製品に含まれる半導体も増えておりますので、それが自動車、ゲーム、家電、、、色々な産業で起こると全体的に不足することになるということです。

では、たくさん作れば??ということにもなると思いますが、半導体メーカーが増産すると、今度は供給過多になり、供給価格の下落を招き、減産することになり、また需要が増えるといったことを繰り返しています。さらに製造装置がかなりの曲者で簡単に増設というわけにはいかず、装置のクセがコントロールできるまで時間がかかり、増産の時に設備投資すると、減産の時にせっかくの設備投資が、、、ということになり、そういうリズムと割り切り、投資する際には長期的に考えることが必要な産業になります。

ただし、世界的に半導体の不足が続くようだと、やはり各国の国内メーカーの自給率を高めるような動きもでます。以下に各国で自給率を高めると、、、、といった記事があります。

現在、半導体受託生産といえば、もうモリスチャン氏で有名な”台湾積体電路製造(TSMC)”です。日本ではないのは寂しいところですが、90歳でも活躍されているのですが、、、すごい。。。TSMCですが、日本で工場建設を行ったり、太陽電池など代替エネルギー事業に参入もしていたり、最近は台湾メーカーも勢いがあります。日本政府も海千山千のTSMCを巻き込み日の丸半導体復活の青写真を描いていますが、シャープのような感じになるのかと、、、

研究室でもゼミ旅行でいった台湾ですが、あの時に行っておいてよかったと思いました。

台湾ゼミ強化合宿記事一覧

グルーバル経済である以上、日本の製造業が置かれる状況もどの業界においても、このまま変化しないというようなことはなく、今後10年、20年で大きく変わっていくでしょう。

韓国のLGも液晶からEV(電気自動車)に取り組んでいたりと、、、きっと電子システム工学科のメンバーが活躍している会社でも変化が起こり、10年後は予想もしない人と一緒に仕事をしているなんてことがあるかもしれません。ただ新しい環境に身をおいたとしても、過去の人との出会いで培った知恵をフル活用して頑張ってもらいたいと切実に願います!

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韓国LG化学、米国で45億ドル投資へ-EV用電池の生産能力拡大
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2021-03-12/QPU1NKDWX2PT01
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猛暑が続きますが、気をつけてお過ごしください。

 

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