電子システム工学科の研究室紹介記事(集積回路研究室)
東京電機大学の広報誌、TDU Agoraで電子システム工学科の研究室紹介記事を確認することができます。小松先生の集積回路研究室の記事です。電大ガールズの記事もセットで載っているのがハイセンスだと思います。
========================
TDU Agora(Vol.6(2018年1月号)です)
https://www.dendai.ac.jp/about/gakuen/publicity/tduagora/
========================
近年、『モノのインターネット(IoT)』で必要となる小さくて高性能な集積回路は必要不可欠な存在です。従来搭載されているCPU、メモリ、通信回路以外にも自己テスト機能なども1つのチップ上に集積させるシステム・オン・チップの研究を活発に行われている研究室になります。
ここで重要なキーワードとして『MEMS』があります。電子システム工学科のメンバーの一般教養として覚えておいて欲しいキーワードです。メムス、Micro Electro Mechanical Systemsの略であり、センサ、電子回路を一つのシリコン基板、ガラス基板、有機材料などの上に”微細加工”技術によって集積化したデバイスを示します。
このようなデバイスはライフケア(医療、健康)、バイオなどでも注目されており、自動車用途でももちろん、携帯電話・スマートフォン、ゲーム機、デジカメ用で多く使用されております。数兆円規模であり、IoTによりさらに発展していく分野であると考えられます。
最後にこのMEMSデバイスをつくるには、”微細加工”技術が必要であり、そこにはプラズマが使われます。こういった分野においても、プラズマは重要な役割を担っております。